寺社での祈祷といわれると、なんとなく難しそうと敬遠してしまう方もいらっしゃるかもしれません。日常生活では、なかなか祈祷を受けるチャンスはありませんよね。
でも、安産祈願は意外と簡単にお願いすることができるんです！
ここでは安心して安産祈願に臨めるように、安産祈願当日の流れや、準備物について詳しく解説します。
安産祈願の事前準備
安産祈願に向けて準備するときに、絶対に忘れてはならないのが『初穂料（祈祷料）』と『腹帯』です。
まずは初穂料の方から確認していきましょう。
安産祈願の料金は寺社によります。3,000円～10,000円程度が相場です。初穂料は、公式サイトなどで調べることができる場合もあります。また、ネットでわからない場合、電話で確認するのもひとつの方法です。
寺社によっては、祈祷の内容や授与品によって初穂料が変動する場合もありますので、できたら行く前にどのようなプランがあるのか、どんなプランでお願いしたいのか一度確認しておくと安心ですよ。
安産祈願の初穂料に使うお札は、新札でなくても大丈夫です。とはいえ、汚れや折れが目立つお札は避けた方が良いでしょう。もし事前に準備する余裕があるなら、新札にしておいた方が無難です。
のし袋は必要なところと、必要がないところがあるので、はっきりとわからないときは一応準備しておきましょう。祈祷の申し込み時にお金だけを支払う場合、のし袋は必要ありません。
のし袋を選ぶとき、水引は「蝶結び」を選ぶようにします。表書きは「御初穂料」「御礼」「御玉串料」などを記入します。この中で、一番無難なのは「御礼」なので、迷ったら「御礼」を選んでおけば間違いないでしょう。
名前は夫婦連名、もしくはどちらかのフルネームを記入します。安産祈願の場合は、夫婦連名で記される方が多いようです。
次に、腹帯ですが、こちらは準備しなければならないかどうかは人によります。
なぜなら腹帯は祈祷したものを授与品としてそのままいただける寺社もあれば、持ち込んで祈祷してもらわなければならない寺社もあるからです。こちらも、祈祷料と同様、事前に確認が必要です。腹帯の持ち込みの可否、また持ち込むことができる本数なども、寺社によってちがいます。
授与品に腹帯が含まれていない場合、自分で準備しておいた方が安心です。
上記二つさえあれば、基本的に事前の準備は完了です。
あとは、ご自身と同伴者の服装もしっかり決めておくと、当日焦らなくてすみます。安産祈願は普段着でも大丈夫なところがほとんどです。ただし、あまりにも露出の多い服やラフすぎる格好は好まれません。寺社という場にあった、適度なおしゃれ着を選ぶと良いでしょう。また、身体が冷えてもいけませんので、しっかりとお腹をカバーできる服を選ぶようにしましょう。
安産祈願当日の流れ
安産祈願の当日準備
事前準備をしっかりしておけば、当日は準備した「初穂料」「のし袋」「腹帯」さえあれば大丈夫です。一応、体調が悪くなった時のために保険証・病院の診察券・母子手帳も持っておくと安心でしょう。
安産祈願の祈祷申し込み
寺社に到着したら、まずは祈祷申し込みをします。祈祷の申込用紙に、ご夫婦もしくは母親の氏名や住所、電話番号などを記入し、準備しておいた初穂料と一緒に渡します。
申し込みを受け付けてもらえたら、あとは祈祷を待つだけです。祈祷開始までは寺社によって違います。時間を決めて祈祷を行っている寺社もあれば、ある程度の人数が集まってから祈祷をはじめる寺社も。
こればかりは、それぞれの寺社によりますので、長時間待つのが不安な方は、事前にどのように祈祷を行うのか、待ち時間はどれくらいなのかを調べておいた方が良いかもしれませんね。
安産祈願の祈祷
待ち時間が終われば、いよいよ祈祷です。
本堂で、神主が祝詞を上げてくれます。祝詞が終わったら二礼二拍手一礼をし、神様に安産を願います。流れとしてはこれだけなので、大体15～20分程度で終わります。祈祷の流れは当日説明してもらえることが多いので、無理をして覚えなくても大丈夫ですよ。
祈祷が終わった後、授与品がある場合はいただいて帰ります。
まとめ
意外と手続きも簡単ですし、当日の流れもわかりやすいのが安産祈願です。
初めての安産祈願の場合、色々と不安はあるかもしれませんが、ぜひこちらの記事を参考に、安心して安産祈願に臨んでくださいね。
