安産祈願をしたときに、寺社からいただけることがあるのが『授与品』です。
ここでは、授与品の主な内容から、人には聞きづらい授与品の気になる事情まで細かく解説していきます。
授与品の内容とは?
安産祈願で寺社に赴き、祈祷してもらったときにいただけることがあるのが『授与品』です。
後述しますが、こちらは祈祷料に含まれていることもあれば、祈祷料とは別にお金を払っていただかなくてはならないところもあります。この辺りは寺社によるので、気になるときは事前に調べておくのがおすすめです。
ちなみに授与品の内容は寺社によってばらつきがあります。代表的な授与品としては、以下のようなものがあります。
お守り
腹帯
御神札(お札)
お神酒
絵馬
最もメジャーなのはお守りでしょう。多くの寺社は安産祈祷を行うとお守りを授けてくれます。お守りはノーマルな布製のものから、神社オリジナルデザインのものまで様々です。戌の日にちなんで犬が付いていたり、鈴が付いていたりと工夫したデザインのお守りを授与している寺社もあります。
他にも、祈祷した腹帯が入っていたり、御神札と呼ばれるお札をもらえたりするところも多いですね。腹帯は基本的に長いさらしでできた岩田帯と呼ばれる帯が多いのですが、最近は妊婦さんの希望に添ってコルセットタイプの帯などを授与してくれる寺社もあります。
また、腹帯は祈祷した証として御朱印を入れてくれるケースもあります。持ち込みの腹帯にも御朱印を入れてくれる寺社もあれば、授与品しか御朱印を入れてくれないところ、また御朱印自体行っていないところもあります。中には、御朱印が書かれた縫い付け用の布を授与してくれる寺社もあるようです。
腹帯に御朱印を入れてもらいたい場合は、事前にお参りしようと思っている寺社が腹帯に御朱印を入れてくれるかどうか、きちんと確認しておくのがおすすめです。
その他にも、妊婦の代わりに数日間祈祷した御神札を後日送ってくれるところもあれば、絵馬やお神酒といった少しワクワクするような授与品を授けてくれる寺社もあります。
授与品は寺社によって内容が全く違うので、気になった方は調べてみるのも楽しいかもしれませんね。
知っておきたい授与品事情!祈祷料によって授与品が変わる!?
さて、ここまで紹介してきた授与品ですが、実は寺社によっては授与品がないところや、祈祷料によって授与品の内容が変わるところ、授与品は祈祷料とは別にお金を納めなければいけないところも存在します。
ちなみに筆者の訪れた神社は、祈祷料5,000円で授与品なし、御朱印なし。本当に祈祷だけというシンプルなタイプの安産祈願でした。
もちろん祈願してもらうだけで十分なのですが、せっかくなら妊娠生活を守ってくれるように授与品も授けてもらえたらいいなと思うのは無理のないことですよね。
有名寺社などは、HP等で金額と授与品を公開してくれています。またネットで情報収集できなくても、電話等で問い合わせたら親切に教えてくれるところも多いので、気になるときは初穂料の確認ついでに聞いてみるのもオススメですよ。
まとめ
なかなか人には聞きづらい授与品を解説してみましたが、いかがでしたでしょうか。
授与品があると、なんだか妊婦生活を守ってくれるようで少し心強いですよね。せっかくの安産祈願ですから、近くの寺社の授与品を比較して、行き先を決めるのも良いかもしれません。
腹帯の持ち込みの有無や御朱印事情も寺社によって違うので、自分の希望に添った安産祈願ができるように、ぜひ事前の情報収集をがんばってみてくださいね。